2019年3月28日木曜日

レモンバーベナの芽吹き

久しぶりに畑に行けました。ここ2週間くらい他の用事が立て込んでいまして…4月からは落ち着くので、畑の様子を見ながら、野田農園(仮)の事業計画を練っていこうと思います。

すっかり春の暖かさ。この頃になると越冬したレモンバーベナが芽吹いてきます。今はまだまだ小さいのですが、これが6月になると勢いよく伸びてきます。

2019年3月12日火曜日

相応しさ

世の中には様々な農法があります。一般的な慣行農法の他に、有機農法、不耕起栽培、永田農法など。それこそナントカ農法という銘打つものは無数にあるような気がします。人によっては○○農法以外はダメというように、ある1つの農法以外に対して強い拒絶反応を示す人もいますが、それはどちらかというと思想的、哲学的なものであるような気がします。ただ、私は特にこだわりもなくやっているので、それぞれの農法の特性やメリットを活かして柔軟に取り入れたいと思っています。

かつて居たハーブ農家では有機農法を取り入れていたのですが、商品の一つに飾り用のミントがありました。ケーキにちょこんと載っているあれです。これを作るのが非常に大変でした。
まず、飾り用なので傷や虫食いのあるものは商品になりません。しかし有機栽培なのでハダニやアブラムシは当たり前のようについています。また風で傷がつくことも多く、選別に非常に手間がかかります。
しかも、どうやら成長の早さが一定ではないようで、「明日は取り頃になるな」と思ったものでも意外と育っていなかったり、逆に大きくなりすぎて規格外になってしまうこともありました。もしかしたら、堆肥が地中で分解される過程で、肥料ムラが発生しているのかもしれません。分解のプロセスは微生物、温度、水分などさまざまな要因が複雑に絡むもの。同じ農地の中でも条件は必ずしも一定ではなく、それを見極めるのは至難の業です。
こうして苦労して収穫したものも、アブラムシを落とすためにこれでもかと言うほど洗い、商品にならないものは落とされてしまいます。これで手取りが二束三文なので割に合いません。作って赤字になるのなら、私は商品から外せばよいのにと思っていましたが、その農家は変にこだわりが強かったのか、むしろ主力にしていました。はっきり言って経営センスがなかったと思います。結局、後先考えずに事業を拡大させて、最後には給与遅配を起こしてしまいましたからね。

有機農法で何でもかんでも作ろうとしてはいけない。飾り用のハーブなんてもってのほかと、私は思います。それぞれの農法にはそれぞれに善し悪しがあり、特徴を活かした商品を作るのに越したことはありません。有機農法では確かに飾り用の商品は向いていませんが、ゆっくりと甘みや香りを蓄えながら育つので、ハーブティー用やサラダ用には向いています。

飾り用の作物を作るのに最適な方法は、私は植物工場と思っています。環境を制御できて虫もいない。今はまだ普及していませんしコストが高すぎますが、いずれ普及してくるのではと期待しています。

2019年3月10日日曜日

ルッコラの花


ルッコラの花が咲きました。もう春ですね。十字の形が珍しいです。
ルッコラは花も食べられます。葉っぱと同じようにピリっとした辛みがあるのが特徴。

2019年3月7日木曜日

ヘアリーベッチを刈る

辺り一面が緑になりました。つぼみが見えてきたので刈り取りの頃合いです。畑の畝間に種を撒いていたのですが、よく育ちますね。周囲からは雑草に思われそうです。市民農園なので、誤解されるとちょっとやりにくい。
株元から刈り取ってそのまま乾燥させると草除け兼肥料になります。