春先になると、さまざまな植物が花を咲かせます。もちろんハーブも例にもれず、セージ、タイム、ローズマリーなどが可愛らしい花を見せます。
うちで育てているローズマリーも花が咲きました。ほのかな藍色が見える、白い花です。
花を食べてみるとローズマリー特有のスッキリとした風味があります。むしろ葉の部分より香りが強いのかも、と思うほどです。しかし、そのぶん葉や枝の部分の香りが弱まってしまいました。
どうやら植物にとって、花を咲かせるということは相当なエネルギーを要することのようです。菜の花が良い例ですが、葉物の野菜は硬くなってしまうか風味が落ち、食用に耐えられなくなります。
ローズマリーの場合は、葉や枝にある香りが花に集まるのです。
ローズマリーが全身全霊を込めて作り上げた花をどう活かすか。
料理にも使えなくはないのですが、食べるのは一瞬のことで、なんだか惜しい。このパワーを余すところなくいただくには、リキュールにするのが良いでしょう。
【ローズマリー・リキュール】
・材料
ローズマリー…適量
ウォッカ、ホワイトリカーなどの蒸留酒…適量
・作り方
清潔な瓶に材料の全てを入れ、1~2週間漬け込む。
度数が強く、混じり気の少ない蒸留酒に漬け込むことで、ハーブの有効成分を抽出しやすくなります。
もともとローズマリーは弱った身体に活を与える効能がありますが、春先の生長しようとするエネルギーも加われば効果はてきめん。まさに滋養にあふれた薬用酒のような仕上がりになります。
お酒はワインでも代用でき、飲みやすくなります。作り方はこちら
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