2014年4月1日火曜日

花粉症とエルダーフラワー


花粉の飛び交う時期になりました。ひどい花粉症持ちの知人は、2月の始めから症状が出ていて寝込むほどでした。普段より花粉の出が早いようです。環境の急な変化にさらされると植物は種を守るために花を咲かせようとする、と聞いたことがありますが、今年の大雪や気温の激しい変動が花粉を早くから出している一因なのかもしれません。

ハーブの花粉症対策で知られているのはドイツの春季療法です。
これは冬の終わりからネトルのハーブティーを毎日飲み続けるというもの。寒い冬から春を迎えると代謝が活発になる、すると吹き出物やアレルギーなど肌のトラブルに襲われることが多いのですが、これらを予防すると言われて親しまれてきました。手軽な民間療法です。


春季療法はゆっくりと体質改善を図りますが、もし間に合わずに鼻水、くしゃみ、せきなどの症状が出てしまったら、エルダーフラワーを使ってみましょう。エルダーフラワーのハーブティーは身体を温め、風邪や鼻水などを和らげるためのハーブとして親しまれてきました。冬から春の時期に持っておくと良いでしょう。

イギリスではエルダーフラワーのコーディアルという飲み物が親しまれています。エルダーフラワーをシロップ漬けにした甘い飲み物で、お湯などで割っていただきます。ハーブティーより手軽に飲めますし、小さな子供でも親しめるのが嬉しいもの。なかなか見かけませんが、輸入食品店やアロマ、ハーブの雑貨店で購入することができますので、機会があれば試してみてはいかがでしょうか。

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