2014年4月15日火曜日
心が不安定なときのハーブ パッションフラワー
早春、植物が活発に活動する時期は「木の芽時」という別名があります。寒さで生命活動が停滞する冬を乗り越え、まるで待ちわびたかのように生長する緑の姿はとても美しいもの。お店にも鮮やかな緑の野菜が並び始める頃合いです。
しかし、木の芽時というものは、人間には案外優しくない季節なのではないでしょうか。朝晩の寒暖差が激しく、それだけでなく卒業や就職など身の周りも大きく変わる。気がつけば心身ともに疲労が蓄積してしまいやすいものです。
昔から「五月病」という言葉がありました。4月から新しい環境に身を置き、一所懸命に頑張ってきたものの、息切れしてしまったり、ふと我が身を振り返る機会があるのが、ちょうど2ヶ月目なのでしょう。
この時期は神経をゆるめ、心身の緊張をほぐすように心がけましょう。
ハーブティーではパッションフラワーがおすすめです。
パッションフラワーは「キリストの愛」という意味があります。知ってか知らずか、その名前のとおり自律神経を整えるハーブとして知られ、精神的な緊張や偏頭痛などを抑えられると親しまれてきました。
ストレートのティーは青臭く、苦みがあり好みが分かれます。カモミールやリンデンなどのリラックス系ハーブに少しブレンドすると良いでしょう。
アルコールでパッションフラワーの成分を抽出し、チンキ材にするのもおすすめです。
心がざわつきやすいと思われるのでしたら常備しておくと安心です。不安にかられて眠れないときなど、白湯に1、2滴混ぜていただいてみましょう。
■パッションフラワーのチンキ(できあがり約100cc)
・材料
パッションフラワー(ドライのもの)…15g
ウォッカ…150cc弱
・作り方
清潔な瓶に材料を全て入れ、冷暗所に2週間置いたらコーヒーフィルターなどで漉す。1年ほど保存が効く。
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