2011年11月19日土曜日

あやめかぶ(あやめ雪)

のだのブログ(仮)
赤紫色のきれいなかぶに出会いました。
あやめ色という色がありますが、それにちなんで「あやめかぶ」と名付けられたそうです。別名「あやめ雪」。こちらも風情のある、いい名前です。

あやめかぶは上質のかぶと同じように、クセがなくほのかな甘みがあります。皮をむいて加熱調理しても美味しく、通常のかぶと同じ使い方で問題ありませんが、ここはやはり、美しい色合いを活かして皮ごと生食にするのが良さそうです。
味付けはシンプルにして、副菜のように使いたいものです。


$今日の夕飯、何にしよう?
あやめかぶを縦に割り、薄い半月切りにしたものと青菜を合わせてサラダにしました。味付けは好みのドレッシングで良いかと思いますが、今回は塩とオリーブオイル、レモン汁のシンプルなものに仕立てています。
赤紫と緑が美しい組み合わせになったと思います。
このままだとちょっと優しすぎる味になってしまうので後でゴマも振りました。



のだのブログ(仮)

こちらは即席漬けです。右は同じく半月切りにしたものに切り昆布と塩を混ぜて一晩置いたもの、左は千切りにした皮を、これも塩と合わせて漬けたものに、ゆでたかぶの葉を合わせました。


最後は甘酢漬けです。酢に浸しておくと赤紫がとけ込み、全体がほんのりピンクになってきます。
$のだのブログ(仮)

【あやめかぶの甘酢漬け】
・材料(4人分)
あやめかぶ…1個
三杯酢…適量
 酢…1/2カップ
 砂糖…大さじ1 1/2
 塩…小さじ1/2

・作り方
1. あやめかぶは葉を取り除き、縦に割ったら薄い半月切りにする。三杯酢はよく混ぜ合わせる。
2. 保存容器にあやめかぶを入れ、かぶるくらいの三杯酢を加えて冷蔵庫で保存する。2日くらいで三杯酢がピンクに染まってくる。


あやめかぶは小鉢に添えるだけで目を惹きつけます。食卓に彩りを与える名脇役になってくれるでしょう。

2011年11月15日火曜日

ハーブティーを始めよう!おまけ 生活リズムに応じたハーブティー

私はコーヒーや紅茶も好きで、目覚めの1杯は欠かせないのですが、日に何杯も飲んでいると夜眠れなくなってしまいます。その点ハーブティーはカフェインが入っていないので、寝る前に飲むことができるのが嬉しいです。そして、その時々の体調を見ながらティーのブレンドを決めています。

1日の生活リズムには波があります。朝は集中力が高まる貴重な時間ですし、昼すぎは食後の眠気と格闘しながら仕事に向かわなければなりません。できれば眠いときは素直に寝たいのですが…なかなかそうはいきません。そんな日常の浮き沈みを意識してハーブティーを使い分けると良いでしょう。

今回はティーのレシピの一例をご紹介します。


■昼食後
レモングラス、ローズマリー、ペパーミントを1:1:1ずつブレンドしたティーをいれます。
レモングラス、ペパーミントには消化を促進する効果があり、食後のティーには最適です。
またローズマリーには集中力をアップする効果があるので、気が散ってしまいがちなお昼からもう一頑張りする意味も込められています。
やや味気ない感じがあるので、お好みで甘みを加えても良いでしょう。


■夜
日中の緊張感から開放されるような、リラックスできるティーにします。よく作るのが、カモミールのミルクティー。
お湯の量を半分にして濃いめのカモミールティーを作り、そこに牛乳を入れます。カモミールも牛乳もリラックスする作用があるので、相性はばっちりです。
熟睡も期待できますが、トイレが近くなるので寝る直前にとるのはちょっと考えもの。就寝2時間前くらいにいただくようにしています。

また、リンデンとカモミールを1:1でブレンドしたものもおすすめです。リンデンの香りは安眠を誘うので、心配事で眠れないときに効果を発揮します。


1日周期だけでなく1年周期、つまり四季の環境の変化に応じてハーブを使い分けても面白いです。こちらも折に触れて使い方をご紹介できればと思います。

2011年11月13日日曜日

ハーブティーを始めよう!後編 ティーをいれる

のだのブログ(仮)
ハーブティーのいれ方は難しいものではありません。基本は「熱湯3分」で大丈夫です。しかしちょっとした気配りでさらに美味しくなるので、ぜひともいれ方のポイントを押さえましょう。


■準備するもの
ハーブの他にティーポット、茶こし、カップが必要ですが、器具を揃えるのが面倒だったり、外出先で楽しみたい場合は、茶こしつきマグカップがあれば十分です。


■お湯を入れるその前に
抽出温度を下げないために、あらかじめティーポットにお湯を注ぎ、温めておきます。

まずハーブを取り出しますが、ここで一手間。ハーブが入ったままの缶やビンをいったん振ってから取るようにします。既にハーブをブレンドしていると、どうしても細かいものや重いものは底に沈んでしまいがちです。なるべく粉が均一に混ざった状態で取り出し、常に同じ味にできるようにします。
私はビンを一度天地逆さまにひっくり返してから取っています。

ハーブの量は、一般的にはカップ1杯に対してハーブ大さじ1を用意します。


■香りや成分を逃さないように蒸らす
ハーブの成分をしっかり抽出するために、お湯は完全に沸騰したお湯を用意します。大きな泡がボコボコと沸くまで火にかけましょう。

カップ1杯分のお湯(約150cc)を入れたら、ハーブから出る香り成分を逃さないようにポットにふたをします。
これはマグカップやティーバッグでいれる際も同じです。ティーバッグを使う場合は小皿をふた代わりにすると良いでしょう。

蒸らす時間は3分にしておけば、まず間違いはありません。長すぎるとえぐ味や苦みが出てしまい、美味しくなくなることがあります。
もちろん個別差はあり、例えばローズヒップは5分くらいがちょうど良いです。慣れてくればそれぞれのハーブのベストな蒸らし時間を探っても面白いでしょう。


■最後の1滴まで漉す
こし器はできるだけ目の細かいものを使用します。ハーブの葉や花がティーに残ると、ざらざらして舌ざわりが悪くなってしまいます。
抽出は1滴たりとも残さないつもりでやるとうまくいきます。紅茶でも「ゴールデンドロップ」という考え方がありますが、ハーブティーも同じで、最後の1滴には成分がしっかり含まれています。余すところなく出し切るようにしましょう。


のだのブログ(仮)
■飲み方
そのままストレートティーでもかまいませんが、砂糖やハチミツを加えてもいいでしょう。あればフレッシュハーブを表面に浮かべれば見栄えが美しくなります。

2011年11月3日木曜日

ハーブティーを始めよう!前編 お店で買う

$のだのブログ(仮)
少し前でしたか、ローズヒップティーが美容に良いと流行したことがありました。当時きれいな紅色に心惹かれた方もいらっしゃると思います。このローズヒップティーもハーブティーの1種です。

ハーブティーはコーヒー、紅茶と比べるとマイナーで敷居が高いように思えますが、多彩な味、香りが楽しめます。まずは1つお気に入りを見つけ、日常の中に取り入れてみてはいかがでしょう。


■専門店へ行ってみよう
初めて買うのなら、やはりハーブティーを専門に扱っているお店が理想です。無料でいくらでも試飲ができるので、気に入ったティーを見つけることができるでしょう。
専門店には入りにくいイメージを持つかもしれませんが、どこも門戸を広げようとしており、「ハーブティーのたのしみ方」みたいなプリントも常備しているところも多いです。わからないことはもちろん、店員さんがアドバイスしてくれます。

専門店ではenherb(ボタニカルズ)が有名です。実際に味も確かなのですが、店舗が少ないのと割高なのが難点。
他にはアロマテラピーの雑貨店でもハーブティーを購入できます。例えば生活の木カリス成城ではハーブにも力を入れていて、各社独自のブレンドティーを販売しています。もちろん試飲もできます。入りやすいのはこちらの方かもしれません。


■何を買う?
ハーブティーの種類はさまざま。ほんのり甘いものから酸っぱいもの、どっしりとした苦みのあるものまでバリエーション豊富です。それらの中からいいなと思うものを見つけましょう。

ほとんどの専門店では、「かぜ気味のときに」「リラックスしたいときに」「頭をスッキリさせたいときに」というふうに、効果を前に出してティーを販売しています。体調と相談して気になるものを探してもいいのですが、きれいな色と思ったもの、知っているハーブを使っているものを選んでも、もちろん大丈夫です。むしろ「何かに効く」というより、気に入ったものをまず買ってみるのが良いのではと私は思います。


商品は大きく分けて、シングルティーとブレンドティーの2種類があります。
シングルティーは単一のハーブだけのティーです。カモミール、ペパーミント、ローズマリーというようにハーブ名で販売しています。
そのままいただくのはもちろん、自分好みのブレンドティーにすることもできますし、ティー以外にも使えます。ただしどのハーブも独特の個性があるのでちょっと飲みにくさを感じるかもしれません。慣れてくるとハーブを単品で買って、シングルティーに挑戦してみると良いでしょう。
(かくいう私もシングルティーを飲むことはほとんどありません)

ブレンドティーは、数種類のハーブをあらかじめ店がブレンドしたもの。ブレンドのイメージに沿った名前をつけて販売しています。
こちらは、おいしくなるように配合されているので初心者でも安心していただけます。まず買うとしたらこちらをおすすめします。

ちなみに生のハーブは手に入りにくいです。購入するとしたら大型のスーパーです。


■保存の3原則は「遮光、密封、冷保存」
ハーブはお茶の葉と同じように、乾燥してあるので湿気と温度変化、直射日光を嫌います。
封を切ったハーブは密閉できる缶かビンに入れ、冷暗所で保管するのがベストです。容器は古い紅茶の缶でもいいですし、今は100円ショップでも購入できます。ジップ付きの袋でも良いでしょう。


次回はいれ方のポイントをご紹介します。