2014年2月15日土曜日

鍋物

平日の夕飯は鍋物中心です。寒い季節に暖かい物が欲しいというのはもちろんあるのですが、それよりもむしろ、仕事帰りに、しゃれた料理をこしらえるエネルギーなんてありませんから、手早く仕上がる鍋物が重宝しています。

鍋の準備をする合間にお風呂の湯を沸かし、鍋の中身が落ち着いたら保温調理鍋に入れて、で、お風呂に入ってあがったら鍋の材料に火が通っている。あとはご飯をよそいながら春菊や青菜を鍋に加えていただきます。

「まるで関取みたいだ」と知人にからかわれましたが、いやいや、あのちゃんこ鍋の文化は必然的に生まれたのではないか、と私は思っています。

常日頃から稽古三昧、肉体的にも精神的にもギリギリの状態に置かれる力士は、それでも食べないわけにはいかない。料理をしなければならない。それなら手早く仕上がる鍋がぴったりだ、というわけで必然的にちゃんこ鍋の文化ができあがったのではないかしら。もちろんそれだけではなく、食材に完全に火を通せる、皆で鍋を囲んで絆を深めるという意味もあるはずです。

とりあえず材料を切って、だしと一緒に鍋に放り込んで火にかけるだけ。それでいて栄養バランスもとれている。改めて考えると何とも手軽で、合理的な調理方法だと思います。


慌ただしい日々が続いていますが、それでもなんとか食事はきっちり摂りたいと、私は思っています。心身ともに酷使した上で、食べるものを適当に済ましていると、消耗する一方になってしまう。
少し前、「フリーターで給料少ないけど、掛け持ちして頑張ってマンション買いました!」という人に会いましたが、食事は1個50円のおにぎりを2つだけ。年齢よりも老けて見え、顔色もどことなく悪いので、その人の体調が心配になりました。マンションの元手を取り戻す前にダウンしてしまうことのないように…

0 件のコメント:

コメントを投稿