2014年9月10日水曜日

緑豆のカレー


おとといの2014年9月8日は二十四節気の白露にあたります。
露ができるほどに冷えてくる時季という意味がありますが、朝夕はともかく日中はまだ残暑が厳しいもの。夏の間に消耗した体力を取り戻すのはまだ先の話、今は無理をせず静養を心がけたいものです。


晩夏になると私はお酢のものやいわゆる「暑気払い」と呼ばれる冬瓜など、身体に優しいものを意識して食べるようにしています。その中でも今回は緑豆(ムング豆)を使ったシンプルなカレーを作りました。

インドカレーの本を見ると、必ずといって良いほど豆のカレーが紹介されています。しかも緑豆だけでなくレンズ豆、ヒヨコ豆など種類が豊富で味付けも多彩。菜食主義が中心で厳しい気候のインドでは、豆は貴重なタンパク源であるとともに、身体を養うための役割を果たしてきたのだろうと私は思います。


中国やインドでは緑豆は火照った体を冷まし、疲労した時に積極的に食べるものとされてきたそうです。またタンパク質や鉄分も豊富、お腹に優しいと、まさに至れり尽くせり。私は暑い時季に入ると大量に作っておいて、毎朝少しずつ食べています。


【緑豆のカレー(4人分)】
・材料
緑豆…1.5カップ
タマネギ…中1個
しょうが…1かけ
トマト…中1個
サラダ油…大さじ1
カレー粉…小さじ2
コリアンダーの葉…適量
青唐辛子(ししとう)…適量

・作り方
1. 緑豆は汚れがなくなるまでよく洗い、水3カップとともに鍋に入れて30分火にかけ、柔らかくなるまで煮る。
2. タマネギはみじん切りに、トマトは角切りにする。しょうがはすりおろす。コリアンダーの葉は手でちぎる。青唐辛子は小口切りにする。
3. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、タマネギを入れる。タマネギが透きとおるくらいに火が通ればトマトを入れ、トマトの形が崩れるくらいになるまで炒める。
4. カレー粉を入れて1~2分火を通したら1の緑豆をゆで汁ごと入れ、弱火で5分程度煮込む。
5. 皿に盛り、好みでコリアンダーの葉、青唐辛子を添える。

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