2012年4月2日月曜日
シャドークィーン
とても珍しい紫のいも。これはジャガイモの一種で「シャドークィーン」という品種です。鮮やかな紫の正体は、ブルーベリーと同じアントシアニンです。
見た目のインパクトとは裏腹に扱いやすいジャガイモです。男爵やメークインの中間くらいのしっとりさがあり、どのように調理しても美味しく仕上がります。煮ても焼いてもOKなので、シャドークィーンを使うのでしたら、その印象的な紫をどう活かすかがポイントになるのでしょう。
今回は調理の仕方より、色彩面を考慮した用途を考えて見ましょう。
ポイントその1:紫は控えめくらいがちょうど良い
紫を前面に出した料理というのはどうでしょう?いくら鮮やかとはいえ、紫一色ではあまり食欲がわかない気がしますし、それに品がありません。
アクセントの色として少しだけ紫を添えると、印象が良くなると思います。
ポイントその2:相性の良い色と組み合わせる
紫と相性の良い色というのがあります。具体的には黄、黄緑、緑、白です。(青とも調和しやすいのですが、食欲がわかなくなります)目指すのは、カラフルな中にも調和があり、見た目に心地の良い一皿です。
まずはポテトフライにしました。メークインと合わせています。メークインの黄の中に、ほんの少し紫を混ぜるだけでもずいぶんと見た目が変わります。いつものフライとは違う、インパクトのある一品になりました。
次はグリーンカレーに入れてみました…が、ちょっと他の野菜がカラフルすぎてシャドークィーンが隠れてしまってますね。これは失敗だったかも。
他にもポテトチップスにして野菜のサラダに合わせる、ほうれん草のカレーに加える…というふうに、組み合わせようと思えばバリエーションは限りなく広がります。普段の食事に少しだけアクセントを添えるつもりで使うと、作る側も食べる側も楽しくなりそうです。
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