2018年12月4日火曜日

食事の中庸

私は休日になると整骨院に行くようにしています。デスクワークという仕事柄なのでしょうがないのですが、座り続けるという行為は楽なように見えて実は体への負担が大きいのです。肩はもちろん、腰や背中、お尻が堅くなってしまうので、どこかでケアしなければいけません。ストレッチは毎晩しているものの、それだけでは追いつかないので整骨院で治療を受けます。

いつも背中が張るのですが、その日は特にひどい。しかも右側だけ膨らんでいるようでした。先生に診てもらうと、
「肝臓が腫れてますね。不摂生しました?」
当たりです。前日の夜に飲み会があって、久しぶりに結構呑んでしまいました。たまには休肝日を作りますか…

背中の張りは内蔵の疲労から来ることがあるようです。肝臓だと右側、腎臓だと腰に近い方。日頃の不摂生、寝不足が続いて内蔵に疲労が溜まったサインであることもあるのだとか。

「極端な食生活を続けたせいで背中がパンパンになっている人もいます。例えば毎食カップめんだったりというのはもちろん、ササミやサプリメントを多用しているボディビルダーもそうかもしれません。外見は立派かもしれませんが、内蔵はボロボロかもしれませんよ。」

食事に気を遣わない人は言うまでもありませんが、ダイエットや体づくりで極端な食生活をしている人も増えました。そのような食生活では、今はそれなりに体調が良いかもしれませんし、健康診断に引っかかることもないかもしれません。意図したとおり、短期的には体重が減ったり、筋肉がついたりするでしょう。しかし、内蔵に大きな負担をかけていることは事実。5年後、10年後に体がどのように変わるかは、まだ誰にもわかりません。最近になって出てきた食事法なら尚更です。もしかしたら、体が大きく衰えるリスクもあることは、頭の片隅に入れておいたほうが良いのかもしれません。

身の回りで、極端な食生活をしている人が意外に多いことにびっくりしました。ある人は朝は食べずに昼はパンだけ。昔の仕事が激務で、昼はゆっくりと食べる時間がなかった習慣を未だに引きずっているということでした。
それでも風邪はひかずに健康を維持していましたが、ある日交通事故でむち打ちになってから大きく変わりました。朝起きることすらままならなくなり、体が動けず会社に行くことすらできない。ようやく会社にたどりついても、仕事がまともにできないほどになっていました。1年以上経っても予後が悪く、欠勤が続いた結果、仕事を辞めることになりました。
このとき、食事と体づくりのことを考えずにはいられませんでした。かつてその人は、普段は風邪をひくことがないという一点だけを見れば、確かに健康だったかもしれません。しかし、何かのアクシデントで健康が大きく崩れ、なかなか回復できなくなってしまった。それは、不摂生で体が脆い状態だったのも一因なのではないか、と私は考えました。
何事も極端に走るのは、私は賛成できません。

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