2012年6月18日月曜日

浦安のローカルフード たまごフライ

$今日の夕飯、何にしよう?
私の住んでいる浦安で6月16、17日と浦安三社祭が開催され、街中がにぎわいました。

浦安に祭りのイメージはあまり無いかもしれませんね。
真っ先に思い浮かぶのがディズニーランド、もしくは新浦安付近の高層マンションが立ち並ぶ光景だと思いますが、同じ浦安でも陸側に来ると雰囲気は一変。漁師町だった歴史を感じさせる下町情緒溢れる地域が広がります。
そのためか祭好きが多いらしく、夏になると毎月のようにどこかでお祭りがあります。
$今日の夕飯、何にしよう?

浦安三社祭は4年に1回しか行われないのですが、その代わり溜まりに溜まったエネルギーが爆発したかのように、いたるところで神輿と人で溢れかえります。

今日の夕飯、何にしよう?
今日の夕飯、何にしよう?

実は私も祭は好きなんです。もともと阿波踊りの徳島で生まれ育ったせいなのかもしれませんが、熱気に包まれるのは嫌いじゃありません。私は担ぎはしませんでしたが、人の流れに乗って神輿を追っかけてました。


さて、祭と言えば、屋台がつきもの。それも浦安でしか見かけないローカル屋台が、実はあるんです。それがこちら。
$今日の夕飯、何にしよう?
たまごフライというローカルフードの屋台です。

$今日の夕飯、何にしよう?
卵をまるごとフライにしたもの…はスコッチエッグになってしまいますが、ではなくて、粉と卵と玉ねぎを混ぜた生地にパン粉をつけてフライにし、ソースに浸しただけのものです。
レバーカツのレバーを取ったもの…なんて言わない。

もともと猫実(ねこざね)4丁目の自治会が考案したそうで、別名「猫四フライ」。かわいい名前です。

この素材がよくわからない感じといい、栄養が偏っていそうな感じといい、B級感にあふれていて理屈では推し量れない魅力を秘めています。

浦安の祭にお越しの際はぜひ一度ご賞味を。

2012年6月17日日曜日

まな菜

$今日の夕飯、何にしよう?
小松菜に似た葉物ですが実は別物です。これは「まな菜」または「大和まな」と呼ばれる奈良の伝統野菜。

アクがなくどのように調理してもおいしく仕上がります。小松菜と同じような感覚で使えば大丈夫でしょう。
今回は白和えにしましたが、新鮮なものが手に入ったら生のままでサラダにするのも面白いでしょう。ほんのりと塩気とうま味があり、まるでアイスプラントのように使うこともできます。


$今日の夕飯、何にしよう?
【まな菜の白和え(4人分)】
・材料
まな菜…1束
豆腐…1/4丁
塩…1つまみ
みりん…小さじ1/2

・作り方
1.豆腐は重しをかけて10分程度水気を取ってからつぶす。塩、みりんを合わせる。
2.まな菜はよく洗い、沸騰した塩水でさっとゆでる。水にとって冷ましたら水気を切り、食べやすい大きさに切る。
3.1と2を合わせる。


どうやら奈良の伝統野菜を大和野菜としてブランド化しようという動きがあるようです。
大和野菜公式紹介ページ
覗くと、まな菜を始めとして聞いたことのない野菜がずらり。いずれゴーヤのように、全国区にデビューするものが出てくるのでしょうか。(こんな時こそ野菜ソムリエの出番ですね)
今後の動向に注目したいと思います。

関東に居ると京野菜といった関西の野菜はなかなか手に入らないか、見かけても良い値段がすることが多くてどうしても口にするチャンスがほとんどありません。今回のまな菜は宅配野菜のおいしっくすを利用して購入しました。珍しいけれども底力のあるような面白い野菜に出会えるのは、宅配野菜の魅力の一つなのかもと思います。

2012年6月6日水曜日

新じゃがのカレー肉じゃが

$今日の夕飯、何にしよう?
新じゃがを店頭で見かけなくなりました。新のつく野菜、青いものは毎日のようにいただいたつもりなのですが、まだまだ食べたりない気がします。

うちにあった最後の新じゃがは、初夏らしくカレー風味の肉じゃがに仕上げました。
新じゃがの持ち味は、もっちりとした歯触りと、焼いた皮の香ばしさ。普通の肉じゃがはじゃがいもの中まで味を染み込ませますが、そこまでしなくても、表面に味を絡ませるだけで十分おいしいと思います。


どこか若さを持つ春野菜が姿を消し、代わりにエネルギーに溢れる夏野菜が出てくるのは楽しみな反面、ちょっと名残惜しくも感じます。
春のもの、目の前のものを追いかけているうちに、気がつけば今年もそろそろ半分というところに来てしまいました。


【新じゃがのカレー肉じゃが(2人分)】
・材料
新じゃが…300g
新玉ねぎ…中1個
豚肉ブロック…100g
しょうが…1かけ
にんにく…1片
クミンシード…小さじ1/2
サラダ油…大さじ1
だし汁…適量
砂糖…大さじ1
しょう油…大さじ2
カレー粉…大さじ1/2


・作り方
1.新じゃがはよく洗う。新玉ねぎはくし形切りにする。豚肉は一口大に切る。しょうが、にんにくはすりおろす。
2.鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、新じゃがを表面に焼き色が付くまで炒める。
3.クミンシード、1の残り材料を加え、豚肉の表面の色が変わるまで炒める。
4.だし汁をひたひたになるまで加え、煮立てばアクを取る。砂糖を加えたら落とし蓋をして弱めの中火にし、新じゃがに火が通るまで15分程度煮る。
5.カレー粉、しょう油を加え、煮汁がほとんどなくなるまでさらに煮る。落とし蓋を外したら火を中火に戻し、煮汁を照りつけるようにして仕上げる。

2012年6月2日土曜日

西荻茶散歩(チャサンポー)

$今日の夕飯、何にしよう?
6月2日、3日と西荻窪で「西荻茶散歩(チャサンポー)」というイベントが開催されています。これは、色々なお店が無料のお茶を振る舞うというもの。散歩がてらにちょっと一服することができます。西荻窪の個性的なお店に気兼ね無く入れるのが嬉しいですね。

無料のお茶をいただけるのは67のお店ですが、だいたい半分くらいに足を運んた気がします。お茶といっても種類はさまざまで、煎茶からアイスティーといった定番のものから台湾茶、チャイ、変わったところではタイのミルクティーなんてのもありました。タイのミルクティーはオレンジ色をしていて、一見すると野菜ジュースに見間違えます。スパイスやストレートティーにはない不思議な香りがあって、これもおもしろい一杯でした。


ギャラリーSindに足を運んだ時はちょうどライブが行われていました。ライブというとアルコールのイメージがありましたが、お茶を片手に聴き入るというのも素敵です。


$今日の夕飯、何にしよう?
古本屋の音羽館ではイベントに合わせてお茶やコーヒーにちなんだ本が並べられていました。一服しながらパラパラとめくっているとつい欲しくなってしまい…大量に買い込んでしまいました。これでしばらくはまた節約生活です。

ビストロさてでは有機野菜の店頭販売。立派な野菜が並んでいて野菜ソムリエの血が騒いでしまいました。スーパーのより一回り大きいズッキーニはどうしましょうか…

やはり、茶散歩というからにはお茶屋さんに足を運ばないわけにはいきません。深谷園では冷やし緑茶をいただきました。緑茶はどういうわけかタダのイメージがあるせいか、質に目を向けることはほとんどありませんが、ペットボトルのとは香りと甘みが違います。

最後はフラワーエッセンス専門店の、ことぼきの響き。花療法の存在はハーバルセラピストの講座で初めて知りました。私の講師もその辺に明るかったというのもあって最低限の知識はありましたが、実際に目にするのは初めて。物見遊山のつもりで入ってみました。
リーディングと絡めてフラワーエッセンスを試飲しましたが、そこで言われたのが、うろ覚えですがこんな内容でした。「ある花(失念)は汚れた土を捨て、清らかな水辺で生きることを選んだ。精神の高潔を選んだわけだが、それでも元々は汚れた土で産まれたのは変わりがなく、切っても切り離せない関係にある。その清らかな精神を、汚れた土に、周囲に広めてみては」
その場では気のない返事しかできませんでしたが、よくよく振り返るとなんだか正鵠を射られた感がします。そうそう、そもそもこのブログを始めたのも、これまで得た知識や経験を伝えようという思いからでした。初心を久しぶりに思い出した気がします。

2012年5月27日日曜日

手作りアロマスプレー

今回は精油を使ったアロマスプレーを手作りしてみましょう。
精油は原液のままだと粘り気があって扱いづらいものですが、希釈すると気軽に使えるようになります。

基本の作り方はどの精油でも一緒です。分量の比率を覚えて、色々なアロマスプレーを試してみましょう。


■手作りアロマスプレー(約50ml)
・材料
無水エタノール…5ml
精製水(またはミネラルウォーター)…45ml
精油(好みのもので良い)…20滴

・作り方
1.ガラスの容器に無水エタノールと精油を入れ、よく混ぜて精油を完全に溶かす
2.精製水を加え、よく混ぜる


材料を混ぜる順番がポイント。先に水と精油を混ぜてしまうと分離してしまい、成分のムラができてしまいます。

できたアロマスプレーは1ヶ月以内に使いきるようにします。水分が多いのであまり日持ちはしませんので注意します。作った日や精油名をラベルに書いて貼っておくと使用期限がわかるだけでなく、誤用を防ぐこともできます。

手作りのアロマスプレーのメリットは、器材を持ち込みにくい場所でも簡単に芳香浴を楽しめること。職場や出張先のホテルなどで気分転換にさっと使う、といった楽しみ方もできます。

芳香浴以外の用途もさまざまです。


・抗菌に
ティートリーのアロマスプレーは抗菌作用が強く、特に靴に吹きかけると悪臭の元となる水虫菌などの雑菌を退治してくれます。梅雨入りしてからは足に直接スプレーしても良いでしょう。

・部屋そうじに
レモン、オレンジといったかんきつ系のアロマスプレーには、油分を分解するリモネンという成分が豊富に含まれています。フローリングに吹き付けてから堅く絞った雑巾で拭くと油汚れが取れやすくなります。

・お部屋の空気をきれいに
室内の環境を整えたいときはユーカリのアロマスプレーがおすすめです。ユーカリは抗菌、抗ダニ作用を持つだけでなく、のどの通りを良くするため風邪の季節に良いでしょう。またタバコなどの匂いも気にならなくなります。

2012年5月14日月曜日

インドカレーを作ろう その2

今回は野菜や豆を使ったインドカレーです。お店のインドカレーというと、どうしてもチキンやマトンに目を向けがちですが、菜食主義の国なのでむしろこちらの方が主流なのかもしれませんね。

$今日の夕飯、何にしよう?
まずはレンズ豆のカレー。小さい豆なので戻す手間はそれほどかかりません。水に浸しておく必要すらなく、洗って30分茹でればOKという簡単さ。作りたいときにささっとできるのが嬉しいですね。
肉類のカレーと比べるとスパイスはあまり多用しません。味付けも控えめですが飽きのこない一品です。「豆カレーは和食の味噌汁のような位置づけ」とどこかの本で見たことがありますが、まさにそのとおり。貴重なタンパク源を毎日食べられるように、あっさりとした味付けになったのでしょう。朝ご飯にもぴったりです。


$今日の夕飯、何にしよう?
次はカリフラワーのカレー。カレーといっても使うスパイスはターメリックと赤とうがらし、しょうがにガラムマサラ少々という、本当にシンプルなものです。
野菜の蒸し炒めにスパイスで香り付けをしたようなもので、野菜そのものの美味しさをしっかりと味わうことができます。逆に言うと、カレーの強い味付け素材の悪さをごまかせると思ったら甘かったです。


ところで、カレーの美味しさの正体は何なのでしょう?

ちょっと手元に資料がないのでうろ覚えなのですが、東京カリ~番長こと水野仁輔氏はその著書の中で、カレーの美味しさは「塩気」「うま味」「香り」の3要素からなると述べています。塩気はそのまま塩、香りはスパイス、うま味はたまねぎやトマトがあてはまり、これらがバランスよく整っているカレーは美味しい、というのです。
逆に言えば3要素が揃っていれば、少し型破りでも立派なカレーなのです。


$今日の夕飯、何にしよう?
例えば、これは四川料理の神様、陳建民氏が家でよく作ったという「10分カレー」。具材を小さいあられ切りにしてさっと炒め、カレー粉、しょう油、オイスターソースなどで味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけたものです。カレールウを使わず、しかも名前の通り手早く作っているというのに、口にするとちゃんとカレーになっていて不思議な気持ちになります。しかし具を細かくして短時間でうま味を引き出し、その上で調味料で補っているわけですから、カレーの本質をうまく突いているのですね。中華の鉄人陳健一氏の思い出の味なのだそうです。(『鉄鍋の掟―陳家の中華作法』陳 建一著より)
「カレーは煮込むもの」という思いこみを見事に覆してくれます。

カレーを作ろうとするとき、ルウカレーにしても変な固定概念にとらわれすぎているのかも、と思うことがあります。例えば「ルウは2種類以上混ぜるべし」「水ではなく赤ワインで煮込むべし」「たまねぎは長時間じっくりと炒めるべし」などなど。ですが、本来カレーなんてのはもっと自由に考えても良い食べ物なのかもしれませんね。

いっそのことインドカレーのルールを越えて、自分なりのオリジナルカレーを考え出したら素敵じゃないでしょうか。例えば油を控えめにした和のエッセンスを取り入れるとか、アイディア次第でカレーはどのようにも広がっていくはずです。

2012年5月5日土曜日

インドカレーを作ろう その1

今年の連休はあいにくの悪天候続きでしたね。私の地元でも家から出られない日が多く、そんなときはインドカレーばかり作っていました。

もうずいぶんと昔、自炊を始めた頃に何度か挑戦したことがあるのですが、どう頑張ってもただの黄色くて塩辛いだけの汁ができてしまって「これは作るものじゃない」と苦手意識を長く持っていました。しかし、どうやらインドカレーの作り方には独特の作法というかルールがあるらしいということに気づいて、それらを意識してようやくそれっぽいものができるようになりました。
素材の汁気をしっかり飛ばす、火加減を守る、あくは取らない…など、要は料理本のとおりに作れば良かっただけなのですが、昔はアレンジ…というより横着していたので、それは失敗するはずです。


ところで、インドのカレーというとお店で出すようなバターたっぷりでリッチなものを思い浮かべるかもしれませんが、なぜかどの本も「これだけがインド料理ではない!」と口を揃えています。
なんでもそれらは宮廷料理の流れを汲むもので、家庭ではもっとあっさりとしている、と。そしてインド料理はひとくくりにできないほど多様なものであるらしい。ちょうど中国料理が北京、広東、上海、四川にわかれているのと同じように、地域ごとの個性があるそうなのです。

できれば実際にインドへ飛んで確かめてみたいところなのですが、ちょっとお金がありませんので…色々な本を漁って、再現してみましょう。


まずは王道のチキンカレー。手前2種類は北インド方式で、なじみのものかと思います。左は『はじめてのインド料理』(ミラ・メータ著)の骨付きチキンカレー、右は『誰も知らないインド料理』(渡辺玲著)のチキンカレーのレシピを再現したものです。
どちらもしっかりとしたコクととろみがあって、ナンと合わせて食べたくなります。北インドは米より小麦を主食とするようなので、こうしたとろみがつくのでしょう。色が違うのはトマトの配分の差で、うまみの強さに差がでるようです。

奥のは『インド家庭料理入門』(ロイチョウドゥーリジョイ, ロイチョウドゥーリ邦子著)のチキンカレー。こちらは同じインドでも東の端、ベンガル地方の流れを汲むものです。
画像ではちょっとわかりにくいのですが、さらっとしていてスープカレーに近いものになりました。味のベースはたまねぎとヨーグルトと塩だけで上のと比べると控えめなのですが、スパイスの香りが効いてます。カレーは寝かせるものといいますが、これは、作りたてをご飯でいただくのがおすすめ。


最後は南インドのカレー。インド洋の豊富な魚介類と亜熱帯気候の食材を活かしたカレーが多いと言うことで、エビのカレーを作りました。『インド料理 ダイエット・レシピ集』((ロイチョウドゥーリジョイ, ロイチョウドゥーリ邦子著)のエビカレーを再現したものです。ココナッツミルクが加わっているのが特徴のようで、なぜかココナッツのコクがご飯によく合います。


インドカレーは出来上がりが予想できない面白さがあると私は思います。家庭料理なんかはシンプルなもので、仕上がりの味をイメージしつつ作って「狙った通り」にできたら成功だという感覚はあります。
しかし、カレーはスパイス、食材、油など様々な食材がグルグルと渾然一体になるもので、何が出来るかわからない。たまにイメージを越えた美味しさに仕上がることもあって作った本人が驚くこともあります。


次は野菜のカレーに挑戦してみましょう。